JR西日本、デビュー25年の221系近郊形電車を大幅リニューアル
2013/01/11 09:30
【JR西日本(9021)】は2013年1月8日、同社が運用している近郊形電車221系について、デビュー以来25年が経過したこともあり、474両全車両に対しリニューアルを行うと発表した。社会の需要変化への対応、安全性やサービスの向上が目的としている(【発表リリース】)。
↑ 221系近郊形電車(リニューアル前)
↑ 先行リニューアルされた車両の試運転をとらえた映像。【直接リンクはこちら】
221系近郊形電車はJR西日本の発足後、同社のイメージの一翼を担う車両として新たに開発・製造された車両。デビューは1989年(平成元年)。1992年までに474両を投入し、主にJR京都線・神戸線、関西線などで新快速・快速車両として活躍してきた。
今回のリニューアルでは新製から25年が経過し、社会の需要が変化したことや、安全性・サービスの面でさらなる向上を目指すのを目的としている。後継車両として活躍中の225系などに準ずるスタイルにするべく、手を加えているのが主な変更点。
●客室内の安全性向上
↑ リニューアル前(左)とリニューアル後(右)(以下同)
吊り手、握り棒をとっさの際につかまりやすい色・大きさに変更(225系と同様のタイプ)
●バリアフリー対応
↑ トイレの大型化・車いす対応化
トイレを車いす対応に大型化改良
↑ 車内に車いすスペースを新設
車いすスペースを新設
↑ 次駅案内表示器(電光式)を新設
出入り口上部に、次駅案内表示器(電光式)を新設
ドア開閉の注意を促すため、ドア開閉チャイムを新設
●その他
↑ 出入り口付近の座席変更
乗降をスムーズにするため、出入り口付近の座席を補助席付座席(収納可能な補助席)に変更
↑ リニューアル前(左)とリニューアル後(右)(以下同)
吊り手、握り棒をとっさの際につかまりやすい色・大きさに変更(225系と同様のタイプ)
●バリアフリー対応
↑ トイレの大型化・車いす対応化
トイレを車いす対応に大型化改良
↑ 車内に車いすスペースを新設
車いすスペースを新設
↑ 次駅案内表示器(電光式)を新設
出入り口上部に、次駅案内表示器(電光式)を新設
ドア開閉の注意を促すため、ドア開閉チャイムを新設
●その他
↑ 出入り口付近の座席変更
乗降をスムーズにするため、出入り口付近の座席を補助席付座席(収納可能な補助席)に変更
映像にもあるように、すでに一部ではリニューアルが実施されており、試運転が実施されている(リリースには記載されていないが、前面部分のライトの強化などが目に留まる)。いつまでに工事が終わる予定なのかは言及されていないが、程なく装いを新たにした車両を目にし、乗車する機会が得られることだろう。
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