従来品の7割重量…ハウスククレカレー、シニア向けにハウス「140gククレカレー」<甘口><中辛>発売
2013/01/25 17:30


↑ ハウス「140gククレカレー」<甘口><中辛>
ハウス「ククレカレー」は1972年の発売以来、子供から大人まで気軽に食せることができる、まろやかな味わいのレトルトカレーとして評価を集めている。今回登場するのは、従来品(200グラム入り)の重量比70%な小容量タイプ。かねてよりハウス食品側には年配の利用客から同社レトルトカレーに向けて「一回で食べるには多い。もっと量の少ないものはないですか」「開けたら一袋全部使わないといけないのですか」などの声が寄せられており、中堅-壮齢層向けに小容量タイプの需要があることを認識。今回商品の開発に至ることとなった。
今商品では想定利用客層を考慮し、パッケージ裏面の文字を従来品よりも大きくしている。また商品の袋そのものも、軽い力でも簡単に開けられるような仕様を採用している。そして日本介護食品協議会が考案した、「開け口識別マーク」(家を横にしたような太い矢印と、平仮名による「あけくち」の表記)を採用し、開封口を目立たせている。
一方従来重量品のハウス「200gククレカレー」<甘口><中辛><辛口>では、新たにマンゴーチャツネを配合。野菜・果実が煮とけたようなまろやかさをさらにアップさせている(「140gククレカレー」も同様の味わい)。
【ヤマザキの「小さなコッペパン」「北海道チーズ蒸しケーキmini」など「ミニ・小さな」シリーズ】や【すき家の「とりそぼろ丼」、女性向けサイズでリニューアル】などでも触れているが、現行流通品のボリュームに対して「少々多い」「もう少し少な目のが良い」とする意見は高齢層以外に女性陣からも少なくない。市場拡大を目指す企業としては、これらの層の取り込みは魅力的であり、次々と該当ターゲットに向けた商品の開発と展開が行われている。
さらに単品で食する場合はともかく、他の惣菜と合わせて食卓に並べる場合、既存の1人前分ではやや多く、残してしまう経験は、高齢者でなくともあるはず。140グラム・従来品の7割は「半分では物足りない、1人前ではちょっと多い」という需要にあった容量。どこまでククレカレー従来品の利用客に受け入れられるか、今後の売れ行きが気になるところだ。
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