JR東海、東海道新幹線の全駅に喫煙ルームを設置し、完全分煙化へ

2013/02/15 09:45


喫煙ルームJR東海は2013年2月14日、東海道新幹線の全駅のホームまたはコンコース(通路が交差するホール、中央広場)に喫煙ルームを設置すると発表した。これまでは「のぞみ」が停車する東京・名古屋・新大阪駅などに先行設置していたが、今回の発表により東海道新幹線の全駅に配されることになる。また各ホームの屋外にある既存の喫煙コーナーはすべて撤去される。これにより完全分煙を果たし、受動喫煙のリスク回避を目指す(発表リリース:東海道新幹線 全駅への喫煙ルームの設置について)。



↑ 喫煙ルームイメージ(左はホーム上、右はコンコース内)
↑ 喫煙ルームイメージ(左はホーム上、右はコンコース内)

これまでJR東海では東海道新幹線において、「のぞみ」の停車駅に順次喫煙ルームの設置を進めていた。今回の発表はそれをさらに促進させるもので、同新幹線の全駅またはコンコースに喫煙ルームを配することになる。今回新たに発表された設置場所は次の通り。具体的な設置場所や広さは今後決定する。

・ホーム上に設置(3駅5か所):三島駅、静岡駅・浜松駅(上り・下りホーム)
 ※三島駅は島式ホームのため、上り・下りで1ホーム
・コンコースに設置(8駅8か所):小田原駅、熱海駅、新富士駅、掛川駅、豊橋駅、三河安城駅、岐阜羽島駅、米原駅

設置スケジュールは今月末から順次工事に着工し、2013年度末までに順次使用開始ができるようにする。工事費は概算で今回新規発表分にて総計1.6億円ほど。

これとは別に同社ではすでに2013年6月までに東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅の4駅、2013年8月までに京都駅、新大阪の2駅に喫煙ルームを設置すると発表しており、一部はすでに実働している。

今回の喫煙ルームの設置、及び喫煙コーナーの撤去により、いわゆる「完全分煙化」が実現することになる。



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