3年保存版カップ麺…日清食品「チキンラーメン保存缶」「カップヌードル保存缶」を限定発売
2013/02/19 06:55


↑ 「チキンラーメン保存缶」(上)と「カップヌードル保存缶」(下)
インスタントラーメンは長期保存が可能で、調理も簡単なことから、災害時の緊急支援物資として活用されている。日清食品グループでも、創業者精神の1つである「食足世平」(食が足りてこそ世の中が平和になる) にのっとり、災害発生時にはインスタントラーメンによるさまざまな支援活動を行ってきた。
同社では先の震災による防災意識の高まりを受け、通常のインスタントラーメンよりも賞味期間が長く(通常の賞味期間は5-6か月)、3年間の長期保存が可能な「チキンラーメン保存缶」と「カップヌードル保存缶」を開発。2012年8月に神奈川県横浜市、東京都新宿区、大阪府池田市の3自治体へ合計5万食(2万5000缶)を寄贈するとともに、2012年9月にはカップヌードルミュージアム(神奈川県横浜市)と、インスタントラーメン発明記念館(大阪府池田市)で合計1万食(5000缶)のテスト販売を実施した。その後も、一般消費者や自治体、企業などの各種団体からも多数の問い合わせ、発売の要望があり、今回の限定発売となった。
今「保存缶」では金属製の缶に「麺」「かやく(スープ)パック」「紙カップ」「折りたたみフォーク」各2食分と脱酸素剤を封入。缶内を無酸素状態にすることと吸湿を完全に抑えることで、3年間の長期保存を可能にしている。なお麺のサイズはいわゆる「レギュラーサイズ」。
記事執筆時点で「日清e-めんShop」ではすでに注文受付を開始しており、在庫もあと500強なのが確認できる。「カップヌードルミュージアム」などへ足を運べそうにない人、非常食・防災用品に興味関心を持つ人は、1つ頼んでみるのも一興だろう。
スポンサードリンク