田中貴金属工業、インターネットによる銀の定額積立商品を9月から開始

2013/03/15 20:45


銀田中貴金属工業は2013年3月14日、毎月3000円から一定額ドルコスト平均法で購入し、銀を積み立てることができる定額積立の新商品「銀の積立商品(名称未定)」の申し込み受付を2013年9月から開始すると発表した。インターネットで取引を行い、取引時間帯ならばその日の銀価格でスポット購入(定期購入とは別に、口座資金を用いての購入)が出来る。積み立てられた銀は消費預託(※)で預けられることになる(【田中貴金属公式サイト】)。



↑ 年次銀小売価格(田中貴金属、年平均、円/グラム)
↑ 年次銀小売価格(田中貴金属、年平均、円/グラム)

銀の価格はいわゆる金融不況前後に始まる貴金属価格の高騰の流れを受け、さらに昨今では太陽光発電を始めとするエレクロニクスデバイスなどの工業用需要の高まりを背景に、上昇傾向が続いている。国内外で高値圏を推移している銀に一般消費者の注目が集まり、取引が活発になっていることがうかがえる。このような背景を受け田中貴金属工業では、プラチナ積立についで、新たに銀の積立サービスを提供することとなった。

同社ではすでに金とプラチナについて「G&Pプランナー」と「純金積立/プラチナ積立」の積立プランを提供している(【解説ページ】)。今回はインターネット取引であることなど、どちらかといえば「G&Pプランナー」に近いが、既存サービスに追加されるものではなく、新規サービスとして立ち上げられるとのこと。

現時点では名称も合わせ詳しい仕組みに関しては未発表となっている。今後開始予定の9月までに続報などの形で随時、同社側から開示が行われることになるだろう。すでに金やプラチナで積立をしている人も、純粋に銀に興味を持つ人にも気になる商品に違いない。


※消費預託:民法第666条に定められた方法で、預託を受けた者が預託物を消費し、これと同種同等同量の物を返還すれば良いとする預託。銀行の預金が好例。消費貸借の規定が準用される。



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