鉄道模型「トミックス」初の常設ショールーム「TOMIX WORLD」、4月21日に埼玉県大宮にオープン

2013/04/10 15:45


TOMIX WORLDタカラトミーグループのトミーテックは2013年4月9日、埼玉県さいたま市大宮に鉄道模型「トミックス」を中心とした初の常設ショールーム「TOMIX WORLD(トミックスワールド)」を同年4月21日にオープンすると発表した。既存のトミックスユーザーへのサービス向上と共に、鉄道模型のファン層の拡大をテーマにしたもので、車両展示のショーケースやジオラマ、修理コーナーなど多彩な施設が用意されている(発表リリース)。



↑ TOMIX WORLD正面入り口
↑ TOMIX WORLD正面入り口

「トミックス」とは、初心者でも扱うことができる本格的な鉄道模型の開発、製造を目指して誕生したブランド。この考え方は1976年の誕生以来、今日まで変わることなく、新世代の製品へと受け継がれている。趣味としての鉄道模型は、欧米でも多くの人に受け入れられているが、とりわけ鉄道と共に発展してきた日本では、「トミックス」は熱心な鉄道ファンによって支持されている。さらに鉄道模型は、日常生活に密着した“鉄道”という馴染み深いテーマであるだけに、老若男女を問わず一緒に楽しめるコミュニケーションツールとしても意義あるものとなっている。

今回オープンする「TOMIX WORLD」は初心者からマニアまで幅広い層を対象に、その「トミックス」ブランドならではの魅力を見聞き、触り、実感することで、改めて鉄道模型の楽しさ、奥深さを体感することができる初の常設ショールームとなる。既存のトミックス愛好家への多様な方面でのサービス向上と共に、より多くの鉄道模型ファン層の拡大を理念としての運営となる。

ショールーム入口では昔の駅の改札をイメージした木の改札が配され、中央にはトラス架線をイメージしたコンセプトタワーが設置。栃木本社工場における新製品の製品化情報やブランドコンセプトの商品が展示され、商品や鉄道模型の新しい情報を常に収集することができる。

↑ トラス架線をイメージしたコンセプトタワー
↑ トラス架線をイメージしたコンセプトタワー

またショールーム内には、トミックス総合ガイドに掲載されているほぼすべての車両を編成展示したショーケースや、トミックスの全システムが組み込まれた幅4メートル以上もある大きなジオラマが設置。このジオラマでは実際に鉄道模型を走らせることができ、鉄道模型の魅力、楽しさを見て、触れて体感することができる。

↑ 車両を編成展示したショーケース
↑ 車両を編成展示したショーケース

↑ トミックスの全システムが組み込まれたジオラマ体験コーナー
↑ トミックスの全システムが組み込まれたジオラマ体験コーナー

その他にもジオラマが飾れるオリジナル家具を配置したホビールームもあり、鉄道模型による新しいライフスタイルを提案。さらにショールーム奥には「修学旅行列車」の外観をイメージした本物のような電車型造作物の中にインフォメーションコーナー・修理コーナーなどの受付窓口が配され、その横には「機関車組立て教室」や「ジオラマ製作教室」などを開催する多目的ルームが用意されている。教室に参加することで、鉄道模型の精巧さ、世界観、その魅力を体感できる。

↑ 新しいライフスタイルを提案したホビールーム
↑ 新しいライフスタイルを提案したホビールーム

↑ 修学旅行列車の外観をイメージしたインフォメーションコーナー・修理コーナー・多目的ルーム
↑ 修学旅行列車の外観をイメージしたインフォメーションコーナー・修理コーナー・多目的ルーム

ショールーム内では、「トミックス」だけではなく今年発売10周年を迎える周辺商品(ジオラマ・コレクション)や、鉄道事業の現場で活躍する制服スタッフをモチーフにしたキャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」の関連商品なども取り扱うことになる。

なおオープン当日の4月21日は午前11時45分からオープニングセレモニーが開催され、グランドオープンは正午からとなる。所在地は埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-9-6 大宮センタービル1階、営業時間は平日12時-20時、土日祝日は11時-19時。定休日は火曜日(祝日は営業)。面積は73坪。

今回「TOMIX WORLD」がオープンする埼玉県おおみや市は、【鉄道博物館の来場者数、100万人突破】でも紹介したように「鉄道博物館」が運営されている場所でもある。また両施設はさほど距離が離れておらず、新交通システムのニューシャトルを使うことで容易に行き来が出来る。今リリースでも「鉄道の街、大宮(さいたま市)」との表現が用いられているように、今施設の登場で、ますます鉄道ファンから注目を集める地域となるに違いない。


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【西にも鉄道博物館登場へ…JR西日本、2016年春開業を目指して鉄道博物館新設を発表】(2012年12月)



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