駅ホームに電車が…? 新京成電鉄常磐平駅に電車型自販機コーナー登場

2013/05/13 20:45


常磐平駅ホームの自販機新京成電鉄は2013年5月10日、同日の夕方から同社路線常磐平駅ホームに電車型の自動販売機コーナーを新設すると発表した。自動販売機を4台まとめたコーナーを創り、その側面に電車正面のイラストを配することで、はたから見ると電車がホーム上に停車しているように見える。モチーフとなる車両は現役で活躍中の8800形。これを記念し同年5月23日には記念イベントも開催される(発表リリース: 「電車型」自動販売機コーナーを常盤平駅に設置)。



↑ 新京成電鉄・常磐平駅ホームに設置された電車型自動販売機コーナー
↑ 新京成電鉄・常磐平駅ホームに設置された電車型自動販売機コーナー

今回常磐平駅に設置された自販機コーナーは、ダイドードリンコ・江崎グリコ・ブルボンの自販機4台を車体に見立て、その側面=上り方向と下り方向のそれぞれに、現役で活躍中の8800形電車の正面イラストが装飾されている。サイズは2.0×1.7メートル。

北習志野駅に設置された「しんちゃん電車」の自販機コーナーこのスタイルの自販機コーナーは2012年11月に北習志野駅に設置された、同年1月に引退した車両「しんちゃん電車」(8502編成・8000形)を模した自販機コーナーに続き2つめ(【発表リリース: 北習志野駅「電車型 自動販売機コーナー」の設置について(2012年11月)】)。またこれを記念して2013年5月23日13時半からは、常磐平駅でお菓子や飲料の無料配布イベントを実施する(コンコース売店前、15時まで、数量限定)。

昨今では各鉄道会社でホーム内の環境整備として、ガラス張りの待合室を設けて風を防いだりエアコンを導入するだけでなく、外壁やガラスにさまざまなビジュアルを配して見た目を楽しませる試みが行われている。今回の電車型自販機もそのようなホーム環境整備の一環で、発想としては空きスペースの有効活用という点でも非常に面白い。

一部報道によると先行設置された北習志野駅では、他の自販機と比べて電車型自販機コーナーの売上が伸びているとの話もある。今回の常磐平駅でも同様の結果が出れば、さらに多くの駅で似たような施策が実施されるだろう。またこの空きスペースの活用方法は、他社にも取り入れられる可能性もある。そして電車の窓の部分、あるいは全体をデジタルサイネージ化する手法も行われるかもしれない。



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