タニタの業務用対組成計設置も…ローソン、健康志向のフラッグシップ店舗オープン

2013/05/23 15:45


野菜販売の強化もローソンは2013年5月22日、同年5月28日に「健康を意識した商品や健康をサポートするサービスを提供する」フラッグシップ店舗(基幹店、大本となる店舗)として東京都大田区に「ローソン久が原一丁目店」を開店すると発表した。主に「食」を通じて社会の健康に貢献していく(発表リリース)。



↑ 社会健康に貢献するフラッグシップ店舗、ローソン久が原一丁目店(イメージ)
↑ 社会健康に貢献するフラッグシップ店舗、ローソン久が原一丁目店(イメージ)

老若男女問わず「健康」は最も関心の高いテーマではあるが、昨今では特に高齢者においてその需要が増加すると共に、コンビニの来場客にも高齢者が増え、必然的にコンビニに強く求められる要素の一つとなりつつある。これらの状況を受け、日常の社会生活に溶け込みつつあるコンビニとして、ローソンではこれまで以上に「食」を通じ、健康な社会に貢献していこうと考えている。

同社ではこれまで「美と健康をサポートする」ことをモットーとした「ナチュラルローソン」、生鮮コンビニ「ローソンストア100」の展開をはじめ、タニタとの共同開発による熱量や塩分を抑えた商品の開発・展開、調剤薬局の併設店舗の展開など、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という企業理念の下、多種多様な展開を実施している。

今回の「ローソン久が原一丁目店」もその一環で、健康への取り組みの新しい施策を多方面で行うというもの。同社ではこの店舗でノウハウやデータを蓄積した上で、全国の同社店舗に活用し、「健康志向や高齢化社会に対応した未来型コンビニエンスストアモデルを構築」していくと説明している。

具体的に行われる施策は次の通り。一部は既存店舗ですでに行われているものの拡大・発展版となる。

1:NB(ナチュラルブランド)との協業
NBメーカーに専用商品陳列スペースで健康志向に合わせた商品の実験販売を行ってもらう。その上で共通ポイントサービス「Ponta」の購買データを商品の改良に活用してもらう。要は実証実験、サンプリングの場の提供。

薬剤師テレビ電話相談受付2:ICTを使用したOTC医薬品の販売
薬剤師に24時間相談可能なテレビ電話の設置。

3:健康にこだわった商品
健康に関連したプライベートブランド商品の先行販売や、「スマートキッチン」の取扱商品の販売、さらには試食の実施。

4:野菜販売の強化

5:タニタの業務用対組成計設置(7月以降)
ニタの業務用体組成計を設置。タニタのフェリカ搭載の歩数計を持っていれば、店頭マルチメディア端末Loppiで、歩数と体組成計で計測した身体データの記録が可能。

他にも同店舗利用者でなくともアクセスできるが、健康を応援するウェブサイトを新設し、 低カロリー・低糖質のブランを使用したパンを使ったアレンジレシピや買い合わせを提案していくとのこと。

先日発表したばかりの「野菜たっぷりな生パスタやサラダ」の話(【「緑黄色野菜1日分」ローソンで野菜たっぷりな生パスタやサラダを続々発売 】)も記事への反響が大きく、かつてのコンビニにおける「不健康的なイメージ」は払しょくされつつある雰囲気を覚える。今回のフラッグシップ開店と運営が、ローソンの健康志向にどれほどの指南と貢献をもたらすことになるのか。その動向に注目したい。



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