ネット選挙運動の解禁を啓発する動画のコンテスト、総務省が開催

2013/05/25 15:00


動画撮影総務省は2013年5月24日、公職選挙法の一部が改正され、インターネットによる選挙運動が解禁されるのに伴い、その周知啓発の一環として、啓発用動画の公募「ネット選挙運動啓発動画コンテスト」を開催すると発表した。同年6月10日正午に締切、審査員による一次審査を経た作品が公開され、一般ユーザーによる人気投票が行われ、最優秀賞が決定される(発表リリース:ネット選挙運動解禁啓発動画コンテストの開催)。



↑ ネット選挙運動啓発動画コンテスト
↑ ネット選挙運動啓発動画コンテスト

今件コンテストは「公職選挙法の一部を改正する法律(インターネット選挙運動解禁)(平成25年4月26日法律第10号)」の周知啓発の一環として行われるもの。今夏の参議院議員通常選挙からインターネットにおける選挙活動が(制限の上で)可能となる(インターネットを使った選挙投票の実施ではない)のに伴い、それを周知させるのが目的。

公募される啓発動画のテーマは2つ。

(1)「ネット選挙運動解禁で、日本の政治はこう変わる!」
インターネットの活用で「国民の政治参加が促進」「若者の投票率が向上」「政治家と有権者との距離が縮まる」などのメッセージ発信。
(2)「ネット選挙運動は、ルールを守って!」
「悪質な誹謗中傷やなりすましは厳禁」「ルールを守って活発な政策議論を」などのメッセージ発信。

形式は動画でmp4、mov、avi、mtsの形式が推奨されている。時間的な長さは60秒以内、動画容量は300Mbyte以内。応募資格は特に無く、応募数にも制限はない。構成や演出も自由(実写、アニメ双方可)。無論第三者の各種権利を侵害している、あるいはその恐れがあるもの、事実に反するもの、他のコンテストにも応募しているもの、社会的常識に反するものなどは不可。

投稿された作品に対して中村伊知哉氏(慶応大大学院教授)、弘兼憲史氏(漫画家)、別所哲也氏(俳優)、中川翔子氏(タレント)、原野守弘氏(クリエイター)からなる審査員が一次選考を実施。その後一般による人気投票を行い、最多得票作品が「総務大臣賞」(1名、賞金10万円・副賞(現時点では未公開))に、その他に審査員が選んだ数本が「特別賞」(若干名、表彰盾と副賞(同))として選ばれる。

同コンテストの応募要項など詳しくは、今件企画に協力しているYahoo! Japanによる公式ページ(http://promotion.yahoo.co.jp/netsenkyo/、現在は閉鎖)に記載されている。応募もこのページから実施できる。

昨今では携帯電話、特にスマートフォンに搭載のデジカメ機能の高性能化に伴い、またデジカメそのものの価格も手が届きやすいものとなったことから、動画の取り扱いのハードルも随分と下がり、YouTube上に投稿される動画数もうなぎ上りに増えている。編集ソフトも有料無料を問わず多種多様なものがあり、簡単な編集作業なら気軽に行うことができるようになった。

少々締め切りまでの時間が足りないのが難点だが、アイディアと自信がある人は、主旨をよく読んで勘違い・間違った作品を創らないよう注意しながら、チャレンジしてみてはいかがだろうか。



スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー