賞味期限6年間、常温保存が可能なレトルトカレー、ヱスビー食品から受注生産形式で発売
2013/07/01 09:45


↑ 備蓄用ビーフカレー200g
今回長期間保存が可能なレトルトカレーが発売されるのは、先の震災を機に災害対策意識が高まりを見せていること、さらに東京都による「東京都帰宅困難者対策条例」(2013年4月から施行)に代表されるような、各種法令に伴う備蓄食料市場の拡大という状況を受けてのこと。
賞味期間は6年間(製造日から6年間)。グリーン購入法に基づく「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」の災害備蓄用品の判断基準、「レトルト食品等:賞味期限5年以上」に適合している。
カレーそのものの内容としては、柔らかい牛肉入りのカレーで、ソテー・ド・オニオンとチャツネの甘みを加えてコクと旨みのある味わいに仕上げている。辛すぎず、甘すぎず、程よい辛さで誰もが美味しく食することが可能。また温めずともそのまま食べることができる。これは防災用常備食の常として、お湯で温められる環境が整備できない場面で食する可能性があり、そのような状況にも適していることを意味する。
なお今商品は完全受注生産品で、年4回注文の受付が行われる。詳細はエスビー食品に問い合わせとのこと。
長期間保存できる保存食向けのレトルトカレーの受注生産による発売は、以前【賞味期限5年6か月・温め不要なレトルトカレー、ハウス食品から業務用として発売】でもお伝えしたように、やはりレトルトカレーの大手ハウス食品でも行われている(こちらは賞味期限は5年半)。備蓄用で賞味期限が長いとなれば、商品サイクルが長くなるのは必至で、また需要も企業などによる短期間・大量のものが発生しうる。受注生産形式をとるのも納得は行く。
とはいえ、6年の賞味期限は個人ベースでも魅力的には違いない。
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