「改造ポケモンのアプリはアウト」任天堂が無許諾アプリに警告
2013/06/29 10:00
任天堂は2013年6月28日、同社が発売している『ポケットモンスター』シリーズについて、同社などが許諾していないスマートフォン向けアプリケーション(アプリ)が販売中であること、それが不正データを創りゲームソフト内に送り込める機能を有しているが、ゲームが正常に遊べなくなる、さらにはゲームそのものが遊べなくなる危険性があるとして、注意喚起を行った(【発表リリース:『ポケットモンスター』シリーズをお楽しみ頂いている皆さまへお知らせ】)。
↑ 該当するものと考えられる無許諾アプリ
今回指摘があったアプリは、ポケモンの各種パラメータを自由に設定した「改造ポケモン」(当然不正)を作成し、(任天堂の説明にいわく)非公式なサーバーを用いて不正なポケモンをゲームソフト内に送り込むことができるというもの。
任天堂ではこれについて、「ゲームが正常に遊べなくなる」「ゲームそのものが遊べなくなる」、さらにはこの「不正ポケモン」を用いて通信対戦を行うと通信相手にも同様の症状が発生しうると警告。またこのような状況で不具合や不都合が起きた場合、修理・状況復帰などの対応は任天堂などでは行えないとし、注意を呼び掛けている。
さらにポケモンが開催している各種ゲーム大会では、通常プレイ以外の方法で手に入れたポケモン(例えば今件のような改造によるもの)を使った場合、発覚した時点で失格となるだけでなく、今後開催のすべての大会を断ると明言している。
記事執筆時点で該当すると思われるアプリはApp Store上で確認できる。ゲームで強いキャラクタが欲しいから、勝負に勝ちたいからと内容をルール外の方法で操作するのは「チート」であり、正しい遊び方ではない。リリースにもある通り、「育てた大切なポケモン、セーブデータを守るためにも、取扱説明書に従った正しい遊び方で『ポケットモンスター』シリーズを」楽しんでほしいものだ。
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