コンビニで専用ポーションを買って専用マイボトルで飲む「drop」、関東のセブン-イレブンで先行発売
2013/07/11 15:45


↑ 「dropポーション」(左)と「drop専用ボトル」(右)
今回のマイボトルドリンク「drop(ドロップ)」の開発は、節約・エコ志向を背景に「マイボトル」を持つ人が増え、ステンレス魔法びん市場も伸張しており、インスタントのコーヒーやお茶を自前のボトルで飲むスタイルが確立している現状が背景。一方でそのような飲み方をしている人において、多様な種類の飲み物が欲しい、ホットでもコールドでも楽しみたいという需要が増していることもあり、今回「おいしい温度を保つマイボトルで楽しむための飲み物」「おいしい飲み物をより楽しむための保温・保冷マイボトル」の組み合わせとして開発が行われた。
dropポーション(専用密封ポーション入り濃縮飲料)はサントリーの飲料開発の知見を活かし、こだわりのおいしさを時間が経ってもマイボトルで楽しむための中味設計を行っている。ボトルからの香り立ちを高め、香りを持続させるための独自技術の活用や、「従来の缶やペットボトル入りの清涼飲料では使用するには困難な原料をふんだんに使用」しているため、香り豊かなコーヒーや深い味わいの緑茶、果実丸ごとの成分を凝縮したオレンジなど全12種類のおいしさを楽しめる。また、ホット・コールドの指定は特に無く、利用者の好みで飲めるのもポイント。
種類はお茶が「抹茶入り緑茶」「香る烏龍茶」「白桃烏龍茶」「ベルガモットアールグレイ」「ジャスミン茶」の5種類、コーヒーが「マイスターブレンド」「深煎りエスプレッソ」「焦がしキャラメルコーヒー」「芳醇カシスコーヒー」の4種類、果汁系が「HOTでおいしいオレンジ」「太陽のアセロラ」「あまとろ梅」の3種類。「drop専用ボトル」の容量が280ミリリットル、ポーションが25ミリリットルであることからも分かるように、冷水やお湯で大体10倍に薄めて飲むことになるが、利用者の好みで濃さも調整可能。
また専用のマイボトル「drop専用ボトル」は、サーモスが独自開発した真空断熱技術を採用し、各種飲料を最適な温度で長時間保存することが可能になった。さらに「dropポーション」を簡単に開封できるハンドルや飲み物のいれたての香り立ちを楽しめる広口構造など、「drop」の専用ボトルならではの仕組みが施してある。

↑ drop(ドロップ)の使い方(公式動画)。【直接リンクはこちら:How to drop】
缶やペットボトルでは提供しにくい、あるいは提供されていない味わい、さらには自前で調整が可能な飲料を、マイボトル用として展開するという発想は面白く、興味関心を寄せるだけのものはある。一方で価格帯としては通常の濃度で飲む場合250-280ミリリットルで90円(初期投資分は別計算)となり、お値打ち感はあまり無い。美味しさをはじめとした便宜性をどのようにアピールしていくのか、さらにはその利点をどれだけ多くの人に知ってもらうのか、まずはその点が普及ハードルとなりそうだ。
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