キユーピーがアヲハタジャムを9月から最大7%値上げへ
2013/07/18 14:45


↑ キユーピー(アヲハタ55)のジャム。この写真の場合、アンズジャムとレモンママレードは価格が据え置きとなる
キユーピー側では1990年にジャム全品の価格改定を実施して以来23年間、果実原料の価格が徐々に上昇する中、製造工程の合理化などによるコスト吸収努力を重ね、価格を据え置いたままでの販売を継続していた。ただしブルーベリーを使った商品のみ、2006年と2007年に値上げをしたが、その後2009年に値下げを実施している。
しかし近年に至り、ジャムに使用する果実原料の価格は新興国の需要増加、人件費やエネルギーコストの増加などにより一段と上昇。それに加え、昨年来の為替相場変動(円安化)の影響も受け、現状の価格での販売は難しい環境と判断。主力のジャム価格について、一斉引き上げを行うこととなった。
価格の引き上げ率は、「アヲハタ55ジャム」シリーズの一部商品が約4-7%、「ランプジャム」シリーズが約4%。詳細は次の表の通り。

↑ ジャム価格改定内容詳細
「アヲハタ55」のうち「リンゴジャム」「アンズジャム」「レモンママレード」「マンゴージャム」については、果実原料の価格上昇幅が比較的小さい(国産割合が高い、相場が安定しているなどが理由)ことから、価格は据え置かれる。
キユーピーでは今件に先立つ5月、家庭用・業務用マヨネーズなどの価格を7月出荷分から2-9%引き上げている。こちらも理由は同様で、食用油などの原材料価格の値上げに伴うものである。
同社のジャム好きな人には、少々お財布が痛い話かもしれない。
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