吉野家の朝定食、販売時間を前後1時間延長して朝4時から11時に

2013/09/12 09:45


吉野家の朝定食吉野家ホールディングスは2013年9月10日、同社のグループ会社吉野家にて同年9月12日から、全国同社のほぼ全店で、「朝定食」の販売時間を現行の「朝5時から10時まで」を、開始時間・終了時間共に1時間延長し、「朝4時から11時まで」にすると発表した。一部の店舗では朝定食そのものを販売していない。吉野家では時間延長の理由について「利用客の需要に応えるために」と説明している(【吉野家ホールディングス:発表リリース一覧ページ】)。




↑ 吉野家の朝定食一覧

吉野家の朝定食は、朝食用としてあっさりめな和風の食事をいただきたい人向けに提供されているメニューで、今年で32周年を迎える定番アイテム。現時点ではごはん・みそ汁・海苔に多種多様なおかずの組み合わせで構成された、納豆定食・焼魚定食・納豆牛小鉢定食・ハムエッグ納豆定食・ハムエッグ牛小鉢定食・焼魚牛小鉢定食・特朝定食・ハムエッグ焼魚定食の計8種類が展開中。

今回の発表によれば、朝定食は現時点で朝5時から10時までの提供だったものが、開始時間を1時間前倒しして朝4時から、終了時間を1時間延長して11時までとなり、ほぼ夜明け前から昼食前までの取り扱いとなる。

外食産業各社では昨今、新たな需要の開拓先として、朝食メニューに注力する傾向がある。ハンバーガー系フランチャイズ店では【マクドナルド、「朝マック」強化として300円セットの導入やメニュー無料試食キャンペーン実施】でも解説した通り、マクドナルドが今年の頭から朝時間帯限定メニューの強化を進めている。また昨年同業他社のすき家が朝食用として安価な「たまごかけごはん定食」の提供を開始し、注目を集めたことは記憶に新しい(【すき家、200円での朝食メニュー「たまごかけごはん朝食」を発売開始】)。

計2時間の延長で、どこまで朝食需要のさらなるカバーを見込めるのか。同業他社の動きと合わせ、注目したいところだ。


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