セブンの「金の食パン」はちみつ増量でリニューアル

2013/09/27 15:45


セブン&アイ・ホールディングスは2013年9月26日、同社の食品ブランド「セブンゴールド」のヒットセラー商品「セブンゴールド 金の食パン」についてリニューアルを行い、同年10月1日からセブン-イレブンやイトーヨーカドーをはじめとしたセブン&アイの各店舗で順次発売すると発表した。1斤6枚入り250円(北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・山口・九州)、1斤5枚入り250円(近畿・中国(山口除く)・四国)、ハーフ厚切り2枚入り125円(全国)。また10月下旬からは「セブンゴールド 金のロール プレーン」も新発売する。こちらは1個90円(価格はすべて税込)(【発表リリース(PDF):『セブンゴールド 金の食パン』を早くもリニューアル】)。




↑ セブンゴールド 金の食パン(左)とセブンゴールド 金のロール プレーン(右)

「セブンゴールド」とはセブン&アイ・ホールディングスにおけるプライベートブランド(PB)で、同じくPBの「セブンプレミアム」よりもワンランク上のブランドとして位置づけられている。コンセプトは「目指すのは『ちょっとした贅沢』」「専門店の本格的な味を、ご家庭で楽しめる贅沢」「味・製法・価格にこだわり」。

そして今回リニューアルする「金の食パン」はしっとり、かつもっちりとした食感の甘味が特徴の食パン。セブン&アイグループ限定仕様の小麦粉に、北海道産の生クリーム、北海道産甜菜糖、カナダ産はちみつ、赤穂の天日塩を加えてしっかりとこねた後、時間をかけて発酵し、ていねいに焼き上げている。さらにはモルト(麦芽エキス)も加えており、これが熟成を進め、甘味や旨味を向上させている。コンビニで手軽に入手できる、高級感を実感できる食パンということで人気を博し、2013年4月16日の発売から15日間で65万個、さらには4か月間で1500万個もの販売個数を記録した。

今回「金の食パン」では「奥深いコクと旨み」の元となるカナダ産のはちみつを増量し、原材料の配合を見直すことで、「小麦本来の甘さと旨み」を維持しつつ、「生地のしっとりさ」「風味とコク」を向上させるリニューアルを行うことになる。説明に曰く、トースターなどで焼いた際の香ばしさと、外はサックリ・中はしっとりとした味わいをより深く堪能できるとのこと。

またこれに合わせて「金の食パン」と同じ小麦粉や生クリームを用い、特徴的なもっちり感の食感を実現するために手作業で成形した新商品「セブンゴールド 金のロール プレーン」も発売する。

パン類はお手軽に食せるため朝食用として、そして女性や中堅層以降に良くたしなまれる傾向がある。昨今ではコンビニ利用客層の拡大に伴いこれまで以上に需要が増えてきたこともあり、コンビニにおけるパンの販売コーナーの面積も拡大し、バラエティに富んだラインアップが用意されるようになった。そのような状況下で、オーソドックスで幅広い層から支持される食パンにおいて、質の上での高級感を実現させ、セールスを伸ばしている「金の食パン」は、まさに実力派といえる。

その「金の食パン」のリニューアルで、どのように味が変化し、より美味しさを積み増したのか。どこまでさらに支持層が広まるのか。リニューアル後の発売が待ち遠しい。


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