セブン×サントリー、初のダブルブランド缶コーヒー「ワールドセブンブレンド」登場

2014/01/15 07:00


ワールドセブンブレンドセブン&アイ・ホールディングスとサントリー食品インターナショナルは2014年1月14日、同日からダブルブランドの缶コーヒー『セブンプレミアム×サントリーボス「ワールドセブンブレンド オリジナル」』『同 「ワールドセブンブレンド 微糖」』の2品目を、セブン&アイの各系列店舗で発売すると発表した。価格は双方とも100円。185グラム缶(【発表リリース:プライベートブランドとナショナルブランドのダブルブランドの缶コーヒーが新登場!“セブンプレミアム × サントリーボス”】)。



↑ 『セブンプレミアム×サントリーボス「ワールドセブンブレンド オリジナル」』(左)と『同 「ワールドセブンブレンド 微糖」』(右)
↑ 『セブンプレミアム×サントリーボス「ワールドセブンブレンド オリジナル」』(左)と『同 「ワールドセブンブレンド 微糖」』(右)

今回発売された缶コーヒー「ワールドセブンブレンド」は、セブン&アイのプライベートブランドである「セブンプレミアム」と、サントリー食品のナショナルブランド「サントリーボス」の双方のブランドを持つ、いわば「ダブルブランド」の商品。説明にいわく、缶コーヒーの新たな可能性に挑戦すべく、セブン&アイとサントリーの共同開発によって生まれた商品とのこと。

今缶コーヒーでは世界7か国(エチオピア・ウガンダ・ベトナム・インドネシア・グアテマラ・コロンビア・ブラジル)のコーヒー豆をほどよくブレンド。「オリジナル」は独自の焙煎(ばいせん)技術により、コーヒーのコク・甘みとすっきりとした後味を両立したレギュラータイプとして登場。一方で「微糖」はほどよい甘さがありながら、飲みごたえのある糖類50%オフの缶コーヒーとして展開される。

商品デザインはそれぞれのコーヒーの内容をイメージさせる青・赤の背景上に、「セブンプレミアム」を意味する数字の7、「サントリーボス」を表す顔アイコンと「BOSS」の双方をスタイリッシュに描き、ダブルのブランドを自己表現。そしてセブン&アイのロゴを横に配し、同グループでの展開商品であることをアピールしている。

セブン&アイでは他の大手コンビニ同様、チョコレートや紅茶など、各商品の大手ナショナルブランドと提携した上でのプライベートブランド商品の開発・発売に力を注いでいる。今回の「ワールドセブンブレンド」もその一環ではあるが、プライベートブランドとナショナルブランドの双方を冠したままの商品展開は珍しい(ダブルブランドでの缶コーヒーは史上初とのこと)。

今回のダブルブランドでの商品展開が成功裏に終われば、今後同様の構造によるさらなる商品の展開も予想される。ナショナルブランド側では知名度の拡大と低価格での商品展開、プライベートブランドを有するコンビニ側ではナショナルブランドの知名度を用いた安心感の提供、集客期待など、双方にとってプラスとなる(ナショナルブランド側はシェアが食われるリスクがあるが)。コンビニに展開される商品群は、今後ますますバラエティに富んだラインアップを示すことになるのかもしれない。


■関連記事:
【セブンのセルフ式コーヒー「セブンカフェ」が全店舗導入完了、今月末には累計2億杯突破へ】
【「値段の割にイイものだネ」日本のプライベートブランド商品へのお値段評価】
【言われたら「ああアレね」と分かるプライベートブランド、トップはイオンの「トップバリュ」】
【キリンビバレッジ初の紅茶PB、セブン&アイで発売開始】
【セブンと明治がチョコの共同開発・コンセプトは「専門店の品質を手軽に」】



スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー