QRコード付郵便ポストで観光・地域情報発信、舞鶴市で展開開始へ
2014/01/23 07:30
日本郵便は2014年1月21日、メディアシークと連携し、京都府舞鶴市の協力のもと、同年2月1日から郵便ポストを情報発信拠点とし、QRコードを利用したスマートフォン向け地域情報サービスを開始すると発表した。舞鶴市内にある190か所の郵便ポストにQRコードを掲示し、そのコード経由でポスト周辺の観光情報など各種情報を提供していくことになる(【発表リリース:QRコード付き郵便ポストを情報発信拠点としたスマートフォン向け地域情報サービスを2/1(土)から開始】)。
↑ 利用イメージ
本サービスではQRコードつきステッカーを貼った郵便ポストと、メディアシークが提供するスマートフォン向け無料QRコード/バーコード読取りアプリケーション「バーコードリーダー/アイコニット」を使用する。利用者が郵便ポストに掲示されたQRコードにスマートフォンをかざし、「アイコニット」を使ってQRコードを読み取ると、ポストの位置情報を活用して、ポスト周辺の「観光情報」「地域情報」「お店情報」などを閲覧することが可能になる。
読み取った情報はアプリ内に「アイコン」として自動保存される。利用者はそのアイコンをタップすることで、最新情報にアクセスできることになる。情報内容は該当ポストそのものの回収時間以外に「ポスト近隣の」地図、観光スポットや飲食店(クーポンや割引情報などのお得情報も含む)、トイレ、駐車場、災害時の避難場所などの情報。また日本語を含む6か国語(日英中(繁体字、簡体字)韓露)に対応しており、海外からの観光客も利用できる。
地域に点在している、公共物の一つである郵便ポストを情報発信拠点とする発想は興味深い。自販機や信号機などでも同じコンセプトで情報提供が出来そうだが、今件は「情報」との連携発想が強い、そして目立ちやすい色合いの郵便ポストならではの展開といえる。
一方で提供情報については周辺地図や病院、観光情報・案内、郵便ポストの回収時間など比較的更新頻度が低く固定化された情報はともかく、店舗のお得情報や防災情報などは、高頻度の情報更新が求められることになる。情報の管理運営がどのようになされていくのか、する必要があるのか、利用者側にとって一番重要な内容であるだけに、その仕組みが気になるところではある。
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