メビウスは20円プラス…日本たばこ産業、消費税率アップで4月1日からたばこ値上げへ
2014/01/31 07:30

今回のたばこに関する小売価格の改定申請は、2014年4月1日より消費税率が現行の5%から8%に引き上げられるのに伴い、その税率引き上げ分を転嫁するためのもの。そのまま一律3%分上乗せすると自動販売機での購入に不便さを覚えるため、ひと箱あたりの値上げを10円あるいは20円とすることで、事業全体での加重平均の小売定価に対し転嫁させ、同時に自販機上の設定変更の手間を最小限に留めさせる。
小売定価改定の申請を行ったのは、紙巻きたばこ全93銘柄のうち92銘柄、かぎたばこ全12銘柄のうち4銘柄、パイプたばこ全7銘柄、刻みたばこ全4銘柄、計107銘柄。ごく一部の銘柄では価格が据え置かれる。

同社では財務大臣の認可を受けた上で、2014年4月1日から定価改定を行うとしている。もちろんこれらの定価改定は、自動販売機経由だけでなく、コンビニやスーパーなど小売店経由によるものでも変わらない。1箱あたり10円から20円の引上げでも、毎日1箱ずつ吸えば、(銘柄にもよるが)1か月で1箱分ほどの出費が上乗せされる。愛煙家にはさらに厳しい状況となりそうだ。
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