業績達成でランチが無料・ヤフーが業績連動型社員食堂「BASE6」をオープン
2014/01/31 13:05


↑ ヤフーの社員食堂「BASE6」店内
今食堂はヤフー社員向けの社員食堂。食堂名「BASE6」とはベースキャンプの「BASE」と六本木の「6」とを合わせた造語であるのと同時に、高い山(「2010年代に営業利益2倍」「流通総額国内ナンバーワン」という目標=山)を目指す社員にとって、山のふもとのベースキャンプのような、「コミュニケーションの場」「情報の集約場」としての場所にもなるようにとの期待がこめられている。
「BASE6」では創造性の発揮場所としての立ち位置も有している。また自社の電子チケットサービス「PassMaket」を使ったネット予約制を採用していること、ランチメニューは週替わりでサラダバーが盛り放題など社員の健康に気遣うメニュー構成をしているのも特徴として挙げられる。営業時間はランチタイムが11時半から15時半、ミーティングタイムが15時半から18時、そしてディナータイムが18時から23時。上記にある通り、ディナータイムのみ社員の招待があれば社外の人も利用できる。
今食堂でもっとも興味深い仕組みは「業績連動型ランチ料金」。具体的には、前四半期の全社利益目標を達成することで、次の四半期の間はランチ料金が無料になる仕組み。未達成の場合は540円(税込)だが、会社が130円を負担するため、410円が社員負担となる。オープン当初は3月末まで無料とし、4月から正式にこの仕組みが導入される。四半期単位の業績目標が果たされればランチ無料は継続されるが、未達成ならば410円での提供となる。仮に特定四半期の目標が未達で有料化しても、次の四半期で目標を達成できれば、再び四半期単位で無料化が実施される。
この「業績連動型ランチ料金」についてヤフー側では導入理由として「『2010年代中に営業利益2倍』という高い目標を社員により身近に感じてもらうため」と説明している。要は会社全体の利益が(社員の一人一人の手取りはもちろんだが)、日々の食事で費やす食費にもダイレクトに影響するため、より身近に達成感ややる気も覚えることができ、意気込みも変わるだろうという目論見である。
果たして「BASE6」のランチ無料期間はどれだけ継続し、実施が成されることになるのか。少なからぬ社員にとっては、死活問題となるかもしれない。またこの仕組みが何らかの効果を挙げるようであれば、他社も似たような仕組みを導入するとの話を目にすることになるだろう。
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