矢じりのようなスピード感・北陸新幹線用新型車両のシンボルマークデザインが決定
2014/02/14 10:30
JR東日本・JR西日本は2014年2月13日、2015年春に北陸新幹線金沢開業に向けて両社が共同開発した、北陸新幹線用の新型車両(E7系/W7系)のシンボルマークを決定したと発表した。これらのマークは両先頭車両の両側面、1編成で合わせて4か所に配置されることになる(発表リリース:【北陸新幹線用新型車両シンボルマークデザイン決定】)。
↑ E7系/W7系デザイン。基本造形は同じだが、社名部分が異なる
北陸新幹線は現在東京から長野まで部分開業しているが(このため「長野新幹線」と呼ばれることもある)、2015年春に長野と金沢間で延伸する形で開業する整備新幹線。これを受けて新型車両のE7系/W7系が開発され、また列車名の公募も行われ「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」という4つの名前を運行体系に合わせて使い分けることが決定している。
今回発表されたのは、新型車両に用いるシンボルマーク。マークのコンセプトとしては車両形式の「7」の文字を銀色の矢じりのような形で表現し、輝く未来に向かって突き進むことを表現している。銅色のラインは象嵌(ぞうがん、複数の異なる材質をはめ込む技法)文字のように構成し、未来への希望や日本の伝統工芸の緻密さ・速さを表しているとのこと。色合いの観点では「青:沿線の空や翼」「銅:和の未来」「銀:輝き」をそれぞれ表し、北陸新幹線の希望あふれる未来を象徴しているという。
今デザインマークは新型車両の編成において両先頭車両の側面、後部ドアの後方部分に左右合わせて2か所、1編成では全部で4か所に用いられることになる。デザイン部分そのものは東西JRで変わりないが、会社名表記部分に違いがある。
シンプルながらもスピード感あふれるデザインは、多分に雪化粧で彩られる路線を突き走る北陸新幹線にふさわしいものといえる。開業はあと1年強先になるが、試運転などによるお披露目でそう遠くないうちに、このシンボルマークを付けた実車の走行を目にする機会が得られるに違いない。
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