ローソンも高級食パン参戦・「ウチカフェブレッド」発売へ
2013/10/18 16:05



↑ ウチカフェブレッド(上)と実食イメージ(下)
今回発売される「ウチカフェブレッド」は、主要原材料である小麦粉に北海道産「春よ恋」を100%(打ち粉を除く)用いている。この「春よ恋」は製パンに優れた適性があり「パン作りに最適」と呼ばれている。そのため今商品作成の際には乳化剤やイーストフードを用いていない。他の原材料であるバター、純生クリーム、甜菜糖も含めすべて北海道産を用いており、小麦と甜菜糖の自然な甘み、練り込んだバターや純生クリームのコクが引き立つ食パンに仕上がっている。
また「春よ恋」はたんぱく質やでんぷんを多く含むため、水分量が多くもちもちとした食感のパンとして出来上がるのも特徴。そのため「耳」までふんわりとしており、トースターなどで焼くと「耳や表面はサックリ」「生地の中はもっちり」という、二つの食感を一度に楽しむことが出来る。この贅沢な食感を存分に楽しめるよう、厚切りとし、さらに新鮮さを保つため1食食べ切りの2枚での商品提供となる。
ローソンでは今件「ウチカフェブレッド」を基軸商品とし、同商品に合うバターやコンフィチュール(ジャム)、アイスクリームなどを順次発売し、「まるでカフェのような優雅な朝食を自宅で楽しめる」ような提案商品を展開していくとしている。
コンビニのプライベートブランドによるワンランク上の食パンとしては、先日【セブンの「金の食パン」はちみつ増量でリニューアル】でも伝えたように、セブン-イレブンの「セブンゴールド 金の食パン」が非常に堅調な売れ行きを示し、注目を集めている。コンビニの利用客層の変化、特にシニア層の増加に伴い、朝食に多用されるパン類、中でもシンプルで安定感の強い食パンにおいて、「これなら誰にでも安心してお勧めできる」品質を提供できた結果といえる。
今回ローソンがこの分野に本腰を入れて参入したことにより、コンビニのパン市場、中でも食パン分野とそれを取り巻く関連商品も、これまで以上に大きな動きを示すことになる。まずは新規参入となる「ウチカフェブレッド」がいかなる味わいを呈してくれるのか、パンの味にこだわりを持つ人には特に気になるに違いない。
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