ホンダ、バイオエタノールを混ぜて使えるバイク「CG150 TITAN MIX」をブラジルで発売

2009/03/13 04:50


CG150 TITAN MIXイメージ[ホンダ(7267)]は2009年3月11日、同社のブラジルにおけるバイクや汎用製品の生産・輸入販売子会社であるモトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダが、同年3月中旬からフレックス・フェノール技術を搭載したバイク「CG150 TITAN MIX」を発売すると発表した。価格は6340レアル(約26万円)。バイオエタノールとガソリンを利用者側の任意混合率で混ぜて使えるもので、バイクとしてのこの仕様はブラジル(、そして世界)初のものとなる(【発表リリース】)。年間20万台の販売を計画している。




CG150 TITAN MIX
CG150 TITAN MIX

「CG150 TITAN MIX」が搭載しているのは、二輪車(バイク)としては世界初となる、ホンダ独自のフレックス・フェノール(バイオエタノールとガソリンを自由配分で混ぜる)技術「Mix Fuel Injectionシステム」で作られたエンジン。新開発の燃料供給・噴射制御システムの採用により、バイオエタノールとガソリンをフレキシブルに混ぜて使うことを可能としている。この技術を搭載することで、二酸化炭素の排出削減につながると同時に、利用者の燃料費用負担の軽減にも貢献できるモデルになっているとホンダ側では説明している。

ブラジルではバイオエタノールの普及が進んでおり、それと共に四輪車にフレックス・フェノール技術の普及も浸透。四輪車の新車販売の約90%がこの技術を搭載している。しかし二輪車ではこのモデル「CG150 TITAN MIX」が世界初となるという。

ホンダはすでにブラジルの二輪車登録市場約191万台のうち132万6000台を販売する実績を上げている。バイオエタノールが広範囲に普及しているというブラジルの特性にマッチしたバイクの発売は、ますますブラジルのシェアを拡大し、確かなものとするだろう。それと共に、バイクにおけるバイオエタノールを利用した機構の技術確立と経験を積み増すことになり、将来他地域で同様の車種の需要が高まった時に、大いに役立つに違いない。



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