【更新】大日本印刷がジュンク堂を連結子会社に・書店部門の強化が目的
2009/03/19 06:35

ジュンク堂書店は全国主要都市に大型書店を合計33店展開し、各種専門書に強い書店とのイメージが強い(専門書だけで売上の約半分を占めている)。2008年1月期においては売上高405億円・経常利益4億0500万円・純利益2億2600万円を上げ、毎年黒字を計上している。しかしこの数年の間に事業規模が大きく拡大したことから、将来の事業展開のために株式の上場を含めた資本増強を検討。今回、資本増強だけでなく顧客サービスの向上など、上場以上の効果が望めることから、大日本印刷への株式売却による資本提携に合意したという。
大日本印刷では2008年8月に丸善の第三者割当増資を引き受けて子会社化するなど([発表リリース])、印刷だけでなく流通、さらには書店の経営をも手中におさめて、「上流から下流まで」の経営を目指している。今回のジュンク堂書店の子会社化も、意図はその主旨にそったものといえるだろう。
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