えび不足であきんどスシローの一部メニュー販売休止
2013/10/22 19:05
あきんどスシローは2013年10月21日、同社店舗で展開している寿司メニューのうち、一部のえび関連商品の販売を休止したと発表した。世界的なえびの供給不足によるものとしている。現時点で販売を休止しているのは「えびチーズ」「えびバジル」「えびサラダ(軍艦)」「えびレタスサラダ」「えびの天ぷら盛り合わせ」の5品目で、他のえび系メニューは従来通り販売されている(【発表リリース:当店における『えび』関連商品について】)。
↑ 販売休止扱いとなっているメニューの一部(えびサラダ(軍艦)とえびチーズ)
今回販売休止となったえびメニューについてあきんどスシロー側では「えびの世界的な供給不足の影響を受け」てと説明している。これは先日【エビ高騰でてんや「上天丼」など20日で販売終了・代替メニュー導入へ】で紹介したてんやでのえび系メニューの販売終了の記事で解説した通り、「エビ早期死亡症候群(EMS、Early Mortality Syndrome of Shrimp)」がえびの主な生産国であるアジア各国で発症しており、世界的にえび不足が起きているのが原因。なお今件対象の5品目以外のえびメニュー(例えば赤えびや甘えび、生えび、えび天にぎりなど)は現時点では通常通り発売されている。また今後の動向については「出来る限り早期の再開を心がけ努力致します」と説明している。
先のてんやや今回のあきんどスシロー以外でも、えびをメニューに取り入れている外食産業企業の一部で、関連メニューの一部販売休止措置を行っているところが出てきている。状況に改善の気配が見えなければ、今後さらにえびメニューの休止や変更を行う企業が増えてくるかもしれない。
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