「確かに堅かったよね」柔らかく気軽につぶせる容器の小飾り鏡餅、佐藤食品工業から発売
2013/10/25 19:15
佐藤食品工業は2013年10月25日、従来品と比べて柔らかい、発泡スチロール製の容器を採用してた小さな鏡餅『サトウの福餅入り鏡餅 小飾り 干支橙付』を同年11月から発売すると発表した。価格は380円。内容量66グラム。賞味期限は2014年4月30日(【発表リリース:-消費者の悩みを解決- 環境配慮した鏡餅が登場】)。
↑ サトウの福餅入り鏡餅 小飾り 干支橙付
今回発売される小飾り用鏡餅は容器の材質を、従来の類似商品で用いられていたパールPP(ポリプロピレン)からPSP(発泡スチロール)に変更。これにより重量の1/3ほどを削減すると共に、女性や高齢者にも簡単につぶしたり、ちぎったり、小さくすることができるのが最大の特徴。また使用するプラスチック原料を減らし、環境負荷も低減できる。商品そのものの強度はパールPP製と変わるところは無い。
この容器の素材変更は以前から佐藤食品工業に「鏡餅の容器が硬くかさばり捨てづらい」「縁起物をそのまま捨てる事に抵抗感がある」などの意見が寄せられていたたため、その声に応えるために開発、実施されたもの。
↑ 発泡スチロール製容器なので、このように容易につぶしたりちぎってまとめて捨てられる。これはなるほど便利
同社では今回、強度の高い発泡スチロール製容器の開発に成功したことを受けて、来期以降は鏡餅関連の他商品にも、同様の容器を採用することを検討しているという。
確かに小型の鏡餅の容器は手でつぶすのが困難なほどの堅さで、かといってそのまま捨てるのはかさばるし、やや引け目を覚えるところがある。今件商品の改良点は容器素材の変更のみで内容に変化はないが、実質的な使用後の後片付けでの配慮を施したという点では嬉しい気配りといえる。
早いところでは来月あたりから正月用の備品が店舗に並び始める。小飾りの鏡餅が必要になった場合、正月を過ぎてからのことを考慮し、今件商品の存在を想い出しても良いかもしれない。
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