キユーピーがマヨネーズなどを2-7%値下げへ・5月出荷分から

2009/04/15 07:10


キユーピーイメージ【キユーピー(2809)】は2009年4月14日、同年5月1日出荷分から家庭用マヨネーズの価格を約2-7%引き下げる価格改定を行うと発表した。主に原材料となる食用油などの価格が低下傾向にあるため、としている(【発表リリース】)。



キユーピーでは直近においては2年前の6月、1年前8月の2回にわたり、食用油の価格高騰(1995年時の価格と比べて2倍以上に跳ね上がったときもあった)に伴い「食用油価格の上昇分に限り」家庭用マヨネーズの価格を改定した。しかしその後、穀物相場の下落に伴い、食用油の価格も低下傾向を見せている。そこで「家庭の食卓に常に最善の価格で」同社商品を提供するため、マヨネーズ及びマヨネーズタイプの商品について価格を改定(値下げ)することにしたという。なお、元々食用油配合量が少ないキユーピークオーター、キユーピーディフェについては価格は据え置きとなる。

先の【石炭価格の下落で年間7000円家計が助かる!? 企業も1.5兆円の増益見込みか】や同じく第一生命経済研究所のレポート【企業物価指数(2009年3月) -夏場にかけてマイナス幅が拡大していく見込み-(PDF)】にもあるように、資源価格の落ち着きと共に物価も平静さを見せつつある。値段決定の仕組みのこともあり、それが商品価格に反映されるまでにはタイムラグが生じているが、今回のキユーピーの値下げのように、少しずつ身近な商品の価格引き下げも進んでいくことだろう。



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