一度に「人類はめん類」・日清食品が新商品ブランド「クッチーナ デラ ニッシン」を展開へ

2009/04/21 05:05


クッチーナ デラ ニッシンイメージ[日清食品(2897)]は2009年4月20日、電子レンジで調理する、いわゆるレンジアップ商品の即席パスタの新商品ブランド「Cucina della Nissin [クッチーナ デラ ニッシン]」を同年4月下旬から世界6か国でほぼ同時に発売すると発表した。新商品を複数国で同時に展開するのは同社としては初めて(【発表リリース】)。なお日本では「PASTA EXPRESS」というブランドで、「日清PASTA EXPRESS クリームマッシュルーム」「日清PASTA EXPRESS アラビアータ」として発売される(価格は215円・税抜き)。



「Cucina della Nissin [クッチーナ デラ ニッシン]」パッケージデザインは多少違うが中身の「ベースは」同じ。
「Cucina della Nissin [クッチーナ デラ ニッシン]」パッケージデザインは多少違うが中身の「ベースは」同じ。

これまでの即席めんでは、製造工程上でめんが互いに付着することを防止するため、めんにウェーブをかける必要があり、本来の真っ直ぐなめんを大量生産ラインで作ることは困難だった。そこで昨年日清食品側では、新開発の特殊製法(特許申請中)を用い、これまで果たせなかった"ストレートめん"を実現。今回発売されるパスタにこの技術を採用したとのこと。

ストレートめんを採用することで、乾めんに近い食感を再現できるだけでなく、電子レンジによる調理も簡単なものとなり、これまでの即席めんにはないパスタに仕上げているという。なお、トマトベース・クリームベースは各国共通なものの、食感や酸味、甘味などの味付け(、さらには内容量と価格)は国毎の嗜好に合わせて変化させてある。例えば日本は「それぞれのメニューに合わせ、アラビアータはプリッとした食感のめん、クリームマッシュルームはコシのあるめん」だが、アメリカは「めんとソースが一体化したモチっとした食」、中国は「比較的甘めの味付けのソースに、モチっとした食感のめん」を採用している。

なお「クッチーナ デラ ニッシン」とはイタリア語で「日清の台所」を意味する。さらに販売国毎にローカルブランドを別に設け、それぞれの国に親しみやすい名前を設けた。例えば日本ならば「PASTA EXPRESS」アメリカなら「CHOW NOODLES」ヨーロッパなら「PASTA MOMENT」、中国なら「I意面 [アイイーメン] (上海)、叮意粉 [ディンイーフェン] (広東) 」となる。日本以外の「Cucina della Nissin」シリーズの味わいを試したくなるものだが、残念ながら日本国内では日本版以外の発売予定はないとのこと。

「人類はめん類」の言葉通り、ほぼ同時に発売される「ストレートめん」の「クッチーナ デラ ニッシン」。日本版を食しながら心は世界にはせてみるのも悪くはない。



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