振り塩で美味しさアップ・ファミマのおむすび「愛情むすび」リニューアル

2013/10/29 16:15


愛情むすびファミリーマートは2013年10月29日、同社店舗で発売しているおむすびのオリジナルブランド「愛情むすび」の製法・素材などを刷新し、同日からリニューアルをしたと発表した(一部商品を除く)。またワンランク上の高付加価値おむすびとして「魚沼産コシヒカリ」を使ったおむすびをシリーズ化することも発表している(【発表リリース:ファミリーマートの“おむすび”が生まれ変わります】)。



↑ リニューアルした「愛情むすび」の告知デザイン
↑ リニューアルした「愛情むすび」の告知デザイン

同社のおむすびブランド「愛情むすび」ではこれまで塩水でご飯を炊き塩味をつけていたが、これをご飯をむすんでから塩を振る「振り塩製法」に変更。この変更で、家庭で作るおむすびの味わいを再現すると共に、お米の美味しさを引き立たせることができるという。

また塩には瀬戸内海の海水を用いて海藻成分を染み込ませた「瀬戸内の藻塩」を採用。品質が高いことからお米だけでなく具材の味を引き立たせる効用も期待できる。また藻塩の美味しさがじっくりと米に馴染んでいくので、お米自身の美味しさもさらに引き立つことになる。

製法と採用する塩の変更に合わせ、魚沼産コシヒカリを使ったグレードの高いおむすびを新たにシリーズ化。第一弾としてお米自身の美味しさを十分堪能できるよう、具材を使わない「塩むすび」を発売する(価格は100円、北海道・宮崎県・鹿児島県を除く)。

↑ 魚沼産コシヒカリ 塩むすび
↑ 魚沼産コシヒカリ 塩むすび

今回のリニューアルに合わせ、そして【ファミマ国内店舗数1万店突破、セブン・ローソンに続いて3社目】でも伝えたように国内店舗数1万件突破を記念し、「愛情むすび」のうち手巻きおむすび7種類(シーチキンマヨネーズ、こんぶ、紀州梅、紅鮭、辛子明太子、直火焼たらこ(※地域によって異なる)、青磯海苔まぐろ)について11月5日から12月2日までの28日間にわたり、従来105円から135円の価格を100円(いずれも税込)で発売するキャンペーンも実施する。

多種多様な味わいを楽しめる、食べる量を容易に調整できることから老若男女を問わず受け入れる包容力を持つなど、長所の多いおむすび(おにぎり)。コンビニの食品ではオーソドックスで手堅く、そして人気の高い食品として、常に一等地の場所に配されている。

今回ファミリーマートがおむすびの製法を変え品質の向上を図ったことからは、中食需要へのさらなる対応への意気込みを感じることができる。また「魚沼産コシヒカリ」シリーズの新規展開は、コンビニ利用者の中で増えつつある、「ちょっと豪華な日常食品」という新たな需要へのアプローチと考えられる(ローソンやセブン-イレブンで人気を博している自社ブランドの高品質食パンが好例)。

新しい製法で作られた「愛情むすび」が、これまでとどのような味の違いを見せるのか。普段食べ慣れていた人は特に気になるに違いない。



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