【更新】「ハンバーガーのようなドーナツ」と「ドーナツのようなハンバーガー」、モスド第二弾「ドーナツバーガー」の詳細発表

2009/05/09 09:56


ドーナツバーガーイメージドーナツチェーン店「ミスタードーナツ」を展開する[ダスキン(4665)]と「モスバーガー」などを展開する【モスフードサービス(8153)】は2009年5月8日発表会を開催し、同年5月12日から両社の商品ブランド「MODSO!」における商品展開第二弾として、ミスタードーナツ側が「ドーナツバーガー」「ポテド」、モスバーガー側が「ドーナツバーガー モス」「ドーナツバーガー テリ」などを、7月上旬までの期間限定で発売すると発表した(【ダスキン側プレスリリース】[モスフード側プレスリリース])。



【ミスタードーナツ+モスバーガー=モスド・共同開発商品第一弾展開開始】にもあるようにミスタードーナツ・モスバーガー両店は、共同開発プロジェクト「モスド(MOSDO)」の第一弾として「ホットチキンパイ」と「ホットチキンバーガー」を展開。今回発売される「ドーナツバーガー」は第二弾の商品となる。「ドーナツバーガー」自身については【ミスドから ドーナツバーガー 新登場・発表会は 4月15日】【ミスド・モスの「ドーナツバーガー」を推測してみる】にもあるように、一部情報のみが先行公開され、少数のモニターによる試食レポートが公開されるという、いわゆる「ティーザー広告」形式で告知が行われていた。今回の発表会・リリースにより、はじめてその全貌が明らかにされたことになる。


ミスタードーナツ側発売のドーナツバーガーとポテド
ミスタードーナツ側発売のドーナツバーガーとポテド

まずミスタードーナツ側展開の商品だが、「ドーナツバーガー」は一言で表現すれば「見た目がハンバーガーのようなドーナツ」。歯切れのよいドーナツ生地をバンズに使い、米パフ入りチョコをパティに見立てた1口サイズのドーナツ。トマトの赤色をイメージしたイチゴ味と、レタスの緑色をイメージした抹茶味のソースとホイップをサンドし、リアリティをプラスしている。

また、ハンバーガーには欠かせない付け合せのポテトをイメージした「ポテド」は、じゃがいもを生地に使用し、見た目も味もフライドポテトそっくりのドーナツ。チュロのような花形の形状にすることにより外はカリカリ、中はもっちりな食感に仕上げている。さらにポテトの味を引き立てるケチャップを添えて提供することで、ポテトフライらしさを再現している。

ちなみに価格はドーナツバーガーが168円(2個入り)・ポテドが126円(税込み)。ドーナツバーガーとポテド、さらに好きなドリンクを合わせたドーナツバーガーセットが400円で提供される。

なお[開発者の話]によれば、当初は「レタスっぽい抹茶ソース・ホイップ」「トマトっぽいイチゴソース・ストロベリーホイップ」を一つのハンバーガー風ドーナツに納めることを考えていたが、味のバランスが悪く、結局2つに分けてセットで販売することにしたとのこと。

一方、モスバーガーのドーナツバーガーは、材質などの店でミスタードーナツのような奇抜なポイントはなく、パティ(ハンバーガー)の部分をドーナツ型にし、その中に周囲のソースとは違ったソースを納めたという、「見た目(パティ部分のみ)がドーナツのようなハンバーガー」。

ドーナツバーガー モス・テリと、内部のパティ
ドーナツバーガー モス・テリと、内部のパティ

見た目は普通のハンバーガーだが、食べていくうちにくり貫かれたパティ内部に納められているソースに達し、味が変化するという「一つで二度味が楽しめる」面白ハンバーガーとのこと。なお価格は通常のハンバーガー・てりやきバーガー共に320円(税込み)。パティを2枚にしたものが440円(税込み)となる。



「ミスドがハンバーガーのようなドーナツ」「モスがドーナツのようなハンバーガー」という【ミスド・モスの「ドーナツバーガー」を推測してみる】における予想はほぼ的中したことになるが、モス側のハンバーガーがベーグルなどのようにパンズ(パン部分)までドーナツを模したものではなく、外形が普通のハンバーガーとほぼ同じなのは少々インパクトに欠けるところがあり、その点がやや残念ともいえる。とはいえ、食べていくうちに味が変わるという点は非常に面白い仕組みで、最小限の手間の追加で大きな効果をもたらすという点では、むしろミスド側よりも優れているかもしれない。

また、ミスド側のドーナツバーガーは見た目がとても面白く、非常にインパクトのある商品となっている。「ハンバーガーセットを食べているようで、その実ドーナツ」という状況は、食べている本人はもちろんのこと、周囲にも笑顔をもたらしてくれるだろう。特に子どもや若年層への受けが期待できる。

実際の味わいや、発売後のお客側の反応にもよるが、両社の商品とも7月までの期間限定品としてはもったいないくらい。販売後の調査・それに基づく改良を施した上で、定番商品として発売してほしいものである。



スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー