新宿のランドマーク、セイコーエプソンのネオン広告塔が撤去

2009/06/08 07:45


新宿のランドマーク、セイコーエプソンのネオン広告塔イメージ【セイコーエプソン(6724)】は2009年6月5日に、同社が1996年6月から設置してきた東京・新宿の新宿カレイドビル屋上のネオン広告塔を消灯し、撤去作業を開始した。ブランド周知目標達成と、電力・二酸化炭素削減の貢献が目的。エプソンブランドの認知向上だけでなく、新宿、しいては東京のランドマークとしても有名な広告塔だっただけに、その撤去を惜しむ声も多い(【発表リリース】)。




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グーグルマップで見た該当広告ネオン塔と、有志撮影による最後の点灯・消灯の瞬間
グーグルマップで見た該当広告ネオン塔と、有志撮影による最後の点灯・消灯の瞬間

同広告塔は東京・新宿の通称「大ガード横」の新宿カレイドビル屋上に設置してきたもので、横幅は77.9m(R形)×高さ11.8mと巨大なネオン塔。国内におけるエプソンブランドの認知を高めるために、エプソンの本店所在地であり、かつ一日の乗降客数が日本で最も多い新宿駅に近接する新宿カレイドビル屋上に設置された。その巨大さから、新宿のランドマークとして多くの方々に親しまれてきた。

リリースによれば、エプソンブランドの国内認知度が9割を超え、広告塔の役目が果たされたこと、さらにはエプソンが地球温暖化防止に向けての活動を積極的に進めていることもあり、ネオン管の点灯で消費していた電力の削減=二酸化炭素の排出削減に貢献できることから、今回、世界環境デーの6月5日20時をもって、消灯を実施。その後7日から撤去作業を開始し、7月19日までに終了することを決定した。撤去により年間94トンほどの二酸化炭素削減が期待できるという。

「ネオン塔の電気料が問題ならLEDに代えて逆に省エネをアピールすれば良いのでは」と素人考えながら思うのだが、撤去そのものに意義があると判断が行われたのだろう。リリースでも言及されているが、エプソンブランドの向上という観点だけではなく、新宿のランドマークとしても多くの人に親しまれてきただけに、その撤去はかえすがえすも残念でならない。



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