「けいおん!」主題歌の2曲が10万枚突破でゴールド認定
2009/06/24 07:38

日本レコード協会では日本国内で発売された音楽作品(シングル・アルバム・ビデオなどの物理メディア)について、 出荷100万枚以上を「ミリオン」、25万枚以上を「プラチナ」、10万枚以上を「ゴールド」として毎月発表している(50万枚以上を「ダブルプラチナ」と呼ぶことも)。
冒頭でも触れたように、昨年の同時期で1本を数えたミリオンセラーは今年はゼロ。なかなか辛い状況が改めてつかみとれる。 一方、今回特筆すべき動きとして、間もなく放送を終えてしまうアニメ「けいおん!」の主題歌で、オープニングに使われている「Cagayake!GIRLS」とエンディングに用いられている「Don't say ”lazy”」の双方が10万枚を突破したとして、ゴールド認定を果たしているのが分かる。

ゴールド認定された「Cagayake!GIRLS」「Don't say ”lazy”」
着メロや着うたの部門では、例えば直近では『マクロスF』関連の主題歌「トライアングラー 」や「ライオン」などが上位に顔を見せ世間を騒がせることがあり、ここ数年では『涼宮ハルヒの憂鬱』の「ハレ晴レユカイ」や『らき☆すた』の「もってけ!セーラーふく」などがゴールド認定を受けている。
アニメ関連の曲がゴールド認定を受けるなど、他の曲に混じって上位をつける動きを見せると、さまざまな反応があり、中にはネガティブな感想を持つものも少なくない。しかし対象となる作品がドラマか歌手かアニメかの違いでしかなく、曲そのものが劣っているわけでもない(中には「アニメのノリで購入したから云々」という意見もあるが、セールスプロモーションの一環という考え方もあるし、それを言ったら「ドラマ買い」「歌手ユニット」とて何ら変わるところはない)。
今後ゴールド認定・プラチナ認定が続々登場する、という状況になることは考え難いが、一定以上のセールスをあげているこれらの作品について、他の認定作品と分け隔ての無い評価認識をして欲しいものだ。
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