技術職専門求人情報誌「ガテン」休刊
2009/09/06 09:17
リクルートは2009年9月4日までに、技術職専門の求人情報誌「ガテン」を同年9月30日発売号をもって休刊することを公式サイト上で発表した。それに伴いウェブ版の【公式サイト】および携帯版サイト「ケータイ版ガテン仕事情報」も10月6日でサービスを終了する。同社では休刊後はフリーマガジンの「タウンワーク社員」、【タウンワーク社員.NET】などを利用するよう促している。
告知のあったガテン公式サイト
「ガテン」は1991年9月に創刊された、土木・建築、設備工事、ドライバー、調理、製造、メカニックなど、いわゆる「技術職」に特化した仕事情報誌で毎週水曜日に発行している。「合点がいく」を語源としており、ブルーカラーの職種を表す流行語「ガテン系」のもとにもなるほど、人気と話題を集めていた。
休刊の理由についてリクルート側では公式サイトに記載をしていないが、【1億3000万PV/月でもまだダメ!? 「R25式モバイル」撤収・パソコンサイトに経営資源集中へ】や【「チラシ」+「テレビ番組表」=「無料配布」……リクルートの「無料宅配サービス」をのぞき見る】にもあるように、同社はメディアのダイナミックな変化や不景気に対応する体制の再構築を大規模に行っており、今回の「ガテン」休刊も一連の流れにそったものと思われる。
求人のメディア展開におけるスタイルや就業構造の変化、さらには不景気が主要因とはいえ、一時代を支えた媒体が姿を消していくのは悲しいものがある。それと共に、確実に時代は流れていくことを再認識させられる話であるともいえよう。
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